鉄道模型は、大人の趣味として人気がありますが、日本では主にNゲージを走らせることが多くなっています。その理由は、部屋の中が狭いからです。欧米や北欧などに比べると一部屋が狭いため十分なスペースをとることができません。そのため鉄道模型の中でも比較的スケールが小さいNゲージが流通することになりました。
レイアウトを作る場合でも、いかに省スペース化するかが重要になります。本物の列車に近づけるためには、できるだけ大きなスペースをとる必要がありますが、たとえNゲージだとしても多くの家庭ではそれが難しいのが現状です。そこで、いくつか妥協点を設けなくてはいけません。例えば、駅のホームの長さを短めに設定することが挙げられます。また、列車の編成にこだわりがなければ、1編成を短めに設定してもよいでしょう。
カーブも問題になります。カーブがあまりにも急だと、実際の列車と異なり車両と車両の角度が急になってしまいます。そこで、カーブに関しては山などを作りカーブしている部分を隠すことで、現実の列車に近づけることも可能です。もう片方のカーブには、大きな建物をおいたり樹木を植えると、自然な感じでカーブを隠すことができるでしょう。