鉄道模型として有名なNゲージを始めるにあたって、連結方式は重要になってきます。共通の連結器(カプラーと呼ばれます)には、世界共通でアーノルドカプラーというものが使われています。鉄道模型のメーカーごとに特殊な連結器を使っているものもありますが、蒸気機関車と客車、貨車には今でもアーノルドカプラーが付けられているのが一般的です。
この連結器は自動連結機能を持っているため、線路の上にのせて連結器同士を軽く突き当てるだけで自動的に連結することが出来るようになっています。その逆に、連結を解放するためには、車両を持ち上げるなどの方法で行うのが普通です。本来、アーノルドカプラーには自動解放機能がついているのですが、それをするために必要な専用の線路があるのです。
それが国内のメーカーでは発売されていないので、手で行う必要が出てきます。ただし、トミックスのMカプラーというものは、アーノルドカプラーと互換性があり、かつ解放ランプ付きレールを使用することで相手側のアーノルドカプラーを自動的に開放することが出来る機能があります。カプラーを跳ね上げたまま相手の車両を押していき、好きな場所において切り離すことも出来るので便利です。